労働政策審議会
- 筒井

- 8月10日
- 読了時間: 2分
ここでは労働政策審議会についてお伝えします。
●労働政策審議会
<位置づけ>
・厚生労働省に置かれる審議会の一つ(労働政策に関する重要事項を審議)
・労働施策総合推進法、雇用保険法、労働基準法など労働分野全般に関係
<役割>
・厚生労働大臣の諮問に応じ、労働政策の基本方針や制度改正等について調査・審議
・制度や基準を改定する前に意見を述べる(=大臣が勝手に決定するのを防ぐ)
<構成>
・労働者代表、使用者代表、公益代表で構成される三者構成(公労使三者構成)
・公益代表は学識経験者など中立的立場の者
<意見聴取が必要な例>
・雇用保険法の改正や重要な省令改正
・労働基準法に基づく基準の改定 など
<特徴>
・意見は法的拘束力はないが、制度決定プロセス上は必須のステップ
・諮問→審議→答申という流れ
<労働政策審議会の意見聴取義務|基本手当の給付制限基準>
・厚生労働大臣は、基本手当の受給資格者について給付制限の対象となる
「正当な理由なく自己都合退職した場合」に該当するかどうかを認定するための基準を定めるとき、あらかじめ労働政策審議会の意見を聴かなければならない。
・趣旨:
→ 大臣が恣意的に基準を決めるのを防ぎ、公正性・透明性を確保するため。
→ 第三者機関(労働政策審議会)の専門的意見を反映させる。
・ポイント:
- 基準設定の段階で必ず事前に意見聴取
- 手続き的義務であり、意見を聞かずに決定することはできない
この記事では労働政策審議会についてご紹介しました。
次回に続きます!


